【専門性なし?】〇〇に強い司法書士【仕事もない】
司法書士や行政書士などで、「相続に強い司法書士」とかうたっている方がいらっしゃいますけれども、総じて言えることは「〇〇に強い系は、仕事ない説」です。
最近では、「信託に強い」だとか「lgbtに強い」だとかも現われまして、酷いと「lgbtのことなら、相続に強く、資格指導もする〇〇事務所」みたいなのもあったりします。
ここまでくると、一体何が言いたいのかよくわかりません。
〇〇に強いと書くから、仕事がないのか、仕事がないから〇〇に強いと書くのか?
ぶっちゃけどちらでもいいことなんですけど、僕がみる限り、開業した時は「なんでもやります」のスタイルで、ある一定の時期を超えると「〇〇に強い」とうたいだす人が多いです。
おそらくですが、開業したものの、経営がうまくいかないため、コンサルタントのアドバイスや同業者の有料セミナーで感化され、「これからの司法書士は専門性が必要なんだ!」と勘違いしてしまった結果なのだと思います。
〇〇専門と言って、司法書士としての専門性をなくす
コンサルタントなどにアドバイスされ「自分は〇〇専門だ!」と言いだすのは別に構わないのですが、儲からない人の特徴として、自分が専門としたい分野以外の仕事についてはさっぱりだったりします。
僕が知る中では「自分は信託の専門家だから成年後見の申し立てはしない」といって同業者に仕事を振った人がいます。
ぼくは、信託業務と後見業務は、二者択一な関係ではなく、並列的な関係であると思っています。
専門家ではない依頼者は、成年後見と信託どちらを利用すればよいのかわからない人がほとんどです。
そんな方にどちらの手続きを利用すればよいのか、また併用するのかなどをアドバイスできることが司法書士としての専門性であると思ってます。
特定の分野を専門とすることはダメなのか?
かといって特定の分野を専門としてはダメだとは思いません。
ただ、ぼくとしては、わざわざ専門という必要はないかと思っています。
基本なんでもやりますスタイルで、たとえば遺言作成の依頼が来たときに信託のほうがよさそうなケースなら信託をアドバイスしてみるとか。
結局特定の専門分野も持つことよりもそういった営業スキルが大切なんじゃないかと思います。
そうしないと、ある分野に最初に間口をしぼってしまうとそれだけ依頼の機会を失います。
間口を広く相談を受け、その中でうまく自分の専門へ誘導していく。これって簡単なように聞こえて意外と難しいと思います。司法書士業務全般が一通りできた上で、各種の制度を税制面など含め比較検討できないとダメなので。
まとめ
なんとなく〇〇専門というぐらいなら、専門なんてうたわない方が100倍マシです。
小手先の技術は、依頼者に簡単に見破られちゃいますから、司法書士としての専門性をしっかり磨くべきです。
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