試験に合格発表前後どうすごすか
司法書士試験に合格した後すべきこと
司法書士試験に合格した人にとって、研修が始まるまでの期間は何をしたらいいのかわからない人が多いと思います。
研修の予習をしておこうにも、研修資料が手元になければ予習のしようがありませんし、そもそも研修に予習は必要なのかどうかすらわかりません。
そこで、司法書士試験の合格発表から研修までにやるべきことをリストアップしてみました。リストアップしているものは、人によっては不必要なものもありますので、自分の状況に応じて取捨選択してください。
司法書士新人研修までにやること①ゆっくり休む
今まで試験勉強漬けだったひとにとっては、合格発表から研修までの期間は精神的にも体力的にも一番休息が取れる期間です。
新人研修は基本的に欠席厳禁ですので、研修が始まると、12月ごろから3月の中頃まで平日2,3日及び土日が研修でつぶれます。働きながら研修に通う人は、平日は仕事、土日は研修といった日々を送ることになり、かなり体力的にも精神的にも疲れますので、合格発表後は体力を温存しておきましょう。
司法書士新人研修までにやること②家族サービス
今まで試験勉強漬けで家族サービスを怠っていた人にとって、今の時期が一番時間が取れます。先ほど記載したように、研修が始まると家族との時間がほとんど取れなくなりますので、時間が取れるうちに家族との絆を深めておきましょう。特に独立予定の人にとって、仕事に対する家族の理解を得ておくことは将来仕事をしていくうえでも何かと都合がいいので、初動の対応を誤り、司法書士という職業に対して、家族にネガティブなイメージを持たれないようにしましょう。
司法書士新人研修までにやること③お金を貯める
研修には何かとお金がかかります。研修の参加費として、新人中央研修とブロック研修は7万円程、簡裁代理特別研修で15万円、そのほか研修地から遠方の人は交通費やホテル代、また新人同士の懇親会等が頻繁にあるため、かなりお金がかかります。受験生時代仕事をしていなかった人にとっては、かなりきつい出費になりますし、仕事をしていたとしても、開業する予定の人にとっては、開業時の自己資金が大いに越したことはありません。また、司法書士事務所に就職しても実務経験が未経験だと思った以上に給料が少ないです。低ければ月15万円で国保、国民年金加入なんでことはざらにありますので、この時期お金をためておくことは大切です。
司法書士新人研修までにやること④仕事用クレジットカードを作る。
独立する人にとって、研修に要した費用は、開業した後開業費として経費計上できます。なので、研修費用に要した費用は、交通費を含め領収書を細かく整理・保管しておきましょう。領収書をなくしてしまった場合でも、かかった費用について客観的にわかる資料を残しておくと開業費を計上できる場合がありますが面倒くさいです。支払の際に仕事用のクレジットカードを使って支払えば、クレジット明細に残りますし、ネットから利用履歴をダウンロードすれば、後で計算の手間も省けますのでおすすめです。また、独立してすぐの時点では、収入がないためクレジットカードが作りにくいので、できれば現在別の事務所や会社に勤めている場合は、先にクレジットカードを作っておくとよいと思います。
なお、オリコカードは比較的収入が少なくても審査に通りやすいので、おすすめです。
と大体こんな感じです。
僕個人としては、研修の予習は事前に研修委員などから指示があった場合を除き、それほどしなくてもよいと思います。ただ、特別研修については、
訴訟物がなにか?訴額はいくらか?請求の趣旨は?請求原因事実はなにか?
といった基本的に事項の意味や考え方は予習しておいた方が恥をかかなくてよいと思います。
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